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【読書】堀井佳代子著『平安宮廷の日記の利用法 『醍醐天皇御記』をめぐって』 若き歴史学者の真摯な研究 『御記』の特徴・性格考へる

平成30年02月05日付 6面

 『醍醐天皇御記』とは、醍醐天皇が御親らお書きになった日記である。
 しかし「残念なことに、天皇の自筆の原本はもちろんのこと、写本も散逸しており、まとまった形では伝来していない」。

 『御記』は当初「天皇がその側に置いて用いる手引き」であったが、「貴族のなかには『御記』を強く求める者も現れ」、やがて「様々な人々に書写されて広がっていった」ものと考察してゐる。

 次代を担ふ若き歴史学者が真摯に綴った研究書は、さまざまな人の傍らで「手引き」となってゆくのではないだらうか。
〈本体3000円、臨川書店刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍〉
(神社本庁録事・阿部めぐみ)
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[31230018] 日記で読む日本史 7 平安宮廷の日記の利用法
3,000 円(本体価格)
倉本 一宏 (監修),堀井 佳代子 (著) / 臨川書店
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