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【書評】『その一粒に重みのありて』 皇后陛下御歌集 独逸で出版 ボン大ペーター・パンツァー名誉教授が謹訳 富山縣護國神社宮司 栂野 守雄

平成30年04月09日付 6面

 このたび独逸で出版された『その一粒に重みのありて』は、書家の石飛博光さんがそれぞれの御歌を謹書されてをりますが、それ以外はすべて独逸語で書かれてをります。

 しかし、幸ひにも私の義理の弟にあたる内野隆司がNHKで独逸向けの放送に携ってゐたことから、「序文」だけでも訳してもらへないかとお願ひしたところ、快く引き受けてくれ、二日も経ないうちに素晴らしい訳文が送られてきました。序文からは、独逸の出版社・ヘルダー社が本書を刊行した意味と意義が理解できます。創立者であるバートロメー・ヘルダーには「私は良書を出して世に問ひたい」といふ思ひがあり、このたびの出版には、この精神が受け継がれてゐるのであります。
〈本体28ユーロ(約3500円)、ヘルダー社刊〉

 『その一粒に重みのありて』は、洋書を扱ってゐる書店やインターネットの「アマゾン」などで購入することができます。独逸国内に住む人々だけでなく日本に住む独逸人など、日本・独逸の国内外を問はず幅広い層の方々に読まれ、皇后陛下の御心が多くの人の心に広まることを切に願ってをります。

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