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【新刊紹介】藤岡洋保著『明治神宮の建築 日本近代を象徴する空間』 創建や内苑・外苑など 所蔵資料等から詳細に

平成30年08月27日付 5面

 藤岡洋保先生執筆の『明治神宮の建築』は四百頁を超える大著である。本書の視点は、本文に「『国民国家』という観点から内苑と外苑を一体的に理解しようとする」とあるやうに、単に社殿建築の様式研究に留まらず、明治神宮の創建と内苑・外苑からなる空間、社会的機能が国家に果たした役割について考察を試みた研究書である。
 明治神宮が所蔵する図版類など、多くの資料を挿入し編輯されてゐることから、建築学の専門家でなくても、比較的平易に読み進めることができる。

 明治神宮の創建とその実現は、神宮、靖國神社、橿原神宮など多くの神社の拡張、外苑計画などに多大な影響を与へたことから、本書の刊行を契機に、今後ますます研究が進展することを願って已まない。
〈本体4600円、鹿島出版会刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍〉
(神社本庁参事・神保郁夫)
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[30340005] 明治神宮の建築―日本近代を象徴する空間 新刊 おすすめ
4,600 円(本体価格)
藤岡 洋保 著 / 鹿島出版会
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