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【新刊紹介】米田雄介監修・井筒清次編著『天皇家全系図』 時宜にかなった書 関連系図も豊富に

平成30年11月12日付 5面

 評者が皇室や、その分かれである源氏や平氏の祖先を調べる時、最初に繙閲するのは『本朝皇胤紹運録』である。応永三十三年(一四二六)に内大臣洞院満季が稱光天皇の勅命により編纂したもので、室町時代後期や江戸時代前期に増補され、その後数次に亙って書き継ぎがおこなはれ、現在の『群書類従』本には国常立尊から昭和天皇までが、収められてゐる。
 しかしながら、系線が複雑で繙閲するのは容易ではない。評者も白川伯王家やその他の王氏、源氏を調査する際に繙いたが、数色の色鉛筆を用意し、系線に色付けし、祖先はどの親王で、分かれにどういふ王がゐるかなど確認したものである。このたび、さういふ系図閲覧の煩雑さを解消してくれる好著が出版された。それが河出書房新社刊の米田雄介監修・井筒清次編著『天皇家全系図』である。

〈本体5200円、河出書房新社刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍〉
(国士舘大学教授・藤森馨)
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5,200 円(本体価格)
井筒清次/編著 米田雄介/監修 / 河出書房新社
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