文字サイズ 大小

【新刊紹介】角鹿尚計著『由利公正―万機公論に決し、私に論ずるなかれ―』 思想面をも含めた初の総合的な伝記研究の書

平成30年11月26日付 6面

 慶応から明治へと改元され百五十年。その今年にこそ読んでほしい本書が発刊された。高校の日本史にも一度だけ出てくるので名前くらゐは御存じであらう。『由利公正』である。
 明治維新を語るときにも、出てこないことが多い人物ではあるが、決して忘れてはならない人物である。

 著者の角鹿尚計氏は、丹生郡越前町・気比神社の宮司であるだけでなく、福井市立郷土歴史博物館館長でもある。神職であるからこそなのかも知れないが、公正の思想面をも含めて論じられてゐる。かうした総合的な伝記研究の書は本書が初めてである。作家加来耕三氏の著者を表した言葉を紹介しておきたい。「現在の福井県が持ち得た、最高の歴史研究者といえる」。
〈本体3500円、ミネルヴァ書房刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍〉
(大阪・道明寺天満宮宮司 南坊城光興)

※角鹿尚計氏の角の字は異字体
関連書籍
[31500030] 由利公正 万機公論に決し、私に論ずるなかれ 新刊 おすすめ
3,500 円(本体価格)
角鹿 尚計 / ミネルヴァ書房
詳細

読書 一覧

>>> カテゴリー記事一覧