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【新刊紹介】古田博司著『「統一朝鮮」は日本の災難』 40年以上韓国に係はって 研究を重ねた著者が考察

平成31年03月11日付 6面

 やや旧聞に属すが、その報道には驚きや憤りを超えて、異なる世界の出来事を目の当たりにする気分に囚らはれたといふのが、四カ月以上経っても消えない実感である。
 昨年十月三十日、「旧朝鮮半島労働者」の韓国人四人がわが国の製鉄会社に損害賠償を求めた訴訟の差し戻し上告審で、韓国最高裁判所は会社側に賠償を命じた二審判決を支持し、原告の請求する計四億ウォン(約四千万円)の支払ひを命じる判決が確定した。さらにその後、他社にも同様の判決が下され、今後も繰り返されることが懸念される。
 それらの内容や背景、今後に与へるであらう影響等については、新聞や雑誌ですでに報じられた通りである。なぜ、韓国(司法)は、昭和四十年に締結された日韓基本条約や日韓請求権協定に反する判断を敢へておこなふのか。
 右の最高裁判決が下される以前に出版された古田博司筑波大学大学院教授の『「統一朝鮮」は日本の災難』は、その疑問に根源的な答を与へてくれる書である。

 一見すると、やや過激な目次の文言に眼を奪はれ、いはゆる嫌韓本の類と思はれるかも知れないが、さうではない。四十年以上に亙り韓国に関はり、研究を重ねてきた著者だからこそ可能な指摘が随所に見られる書なのである。
〈本体1296円、飛鳥新社刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍〉(近現代史研究家・松枝智瑛)
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1,296 円(本体価格)
吉田博司 / 飛鳥新社
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