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WGIPと「歴史戦」 高橋史朗著 GHQ史観による 呪縛からの解放を

平成31年04月01日付 6面

 本書から浮かび上がるWGIPの巧妙性とはどんなものか。積極的に日本人を洗脳するといふより、新聞、ラヂオ、映画、書籍などを通じて、日本人自らが自らの過去を徹底的に否定するやうに熟度高く仕組まれたプロパガンダである。

 WGIPの淵源が、中国共産党の根拠地・延安での日本兵捕虜洗脳計画教育にあり、それに日本共産党の幹部までが加はってゐたといふ本書の記述などを読んでゐると、そもそも戦争といふものは「正義と邪悪」といった単純な観点からは到底これを語ることができない、何か慄然とした感覚を覚えずにはゐられない。
〈本体2000円、モラロジー研究所刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍〉
(拓殖大学学事顧問・渡辺利夫)

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