文字サイズ 大小

木下鍈二・木下久榮著『敬神愛郷』 時勢の流れにうろたへず 使命にかりたてられる書

平成31年04月08日付 6面

 「敬神愛郷」――明治神宮元宮司・甘露寺受長氏の揮毫が語るごとく、神職たる者は常に神々のお導きを賜り氏子と一丸になってお宮を奉護するものです。近年は“限界集落”が増え、過疎化の波は絶えず、人口減少の比例によって徐々に「一丸」性が乏しくなる窮状。
 全国各ブロックに産声を上げて、熱心に道を説かれた大先輩方は、本庁の講演指導者として粉骨砕身、東奔西走されました石井寿夫・佐古幸嬰両先生の薫陶をいただかれ、各地区での指導者となられ神職を導かれました。鬼籍に入られた方のみならず、地域の組織も存続の術なく解散となった中で、今回、木下両先生の御講演集が刊行されましたことは、火鉢の中に僅かに残された火種に、新たな炎が立ち上がりゆく如く次々に波及してゐる神職必読の書であります。

 木下両先生の御努力に対し満腔の敬意を表しますとともに、鍈二先生には天界より私どもをお守り下さいとお願ひ申し上げ、衷心より御冥福をお祈りするものです。さらに久榮先生には何卒御壮健で斯道の興隆に対し、御指導下さいますことをお願ひ申し上げます。
 今年は七月十六日から十八日まで、九州佐賀県・佐嘉神社にて第三十五回神道講演全国研修大会を開催します。神職の皆様奮って御参加下さい。
〈本体2200円、大江八幡宮刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍〉
(三重・椿大神社宮司、神道講演全国協議会会長 山本行恭)
関連書籍
[24140000] 敬神愛郷 おすすめ
2,200 円(本体価格)
木下えい二/木下久榮 / 神社新報社
詳細

読書 一覧

>>> カテゴリー記事一覧