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茂木貞純著『日本の暮しと神社』 柔らかな言葉で 祈りの連なりを

平成31年04月08日付 6面

 國學院大學神道文化学部教授、古宮神社宮司でいらっしゃる茂木貞純教授が新著『日本の暮しと神社』を上梓された。構成としては、序章に始まり第七章まで区分されてゐるのだが、その内容の幅の広さにまづ感服する。目次は以下の通り。
第一章 神社のはじまり
第二章 『古事記』編纂と天武天皇の時代
第三章 日本神話と鎮守の森
第四章 暮しの中の神道
第五章 式年遷宮の歴史に学ぶ日本の心
第六章 式年遷宮の諸祭と行事
第七章 皇室の御敬神の伝統
 ところどころで、御歌や御製を引用し五感を尊重した詩的表現と、史実を解説した学術的な側面を重視した知的表現とがともにあり、読み進めてゐてバランスがなんとも心地良い。初心者でも見識深い方でも、両方が個人の受け取り方次第で、いかやうにも読み進めてゆくことができるのではないだらうか。とても均衡の取れた著書といふ印象が残る。

 この御代替りの時期にこそ、神職として改めて読んで身に付けておきたい知識と智慧が満載されてゐる。
〈本体1200円、神社新報社刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍〉
(歌手、兵庫・小野八幡神社権禰宜 涼恵)
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