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【新刊紹介】西尾林太郎著『阪谷芳郎』 明治神宮の造営に尽力した官僚出身政治家の悲哀描く

平成31年04月22日付 7面

 本書は、吉川弘文館が長年に亙り刊行する人物叢書シリーズの一冊である。著者は、神社界にもゆかり深い人物として知られる水野錬太郎の回想録・関係文書の刊行に携はったことでも知られる愛知淑徳大学の西尾林太郎氏である。

 阪谷が晩年に男爵から子爵へと陞爵したことにも明らかであるやうに、紀元二六〇〇年祝典実施の功や明治神宮の鎮座の誘致や造営などの功績、赤字公債の批判など、孤高ながらも成し遂げた事績は、党利党略等にまみれた現代の政治家にとって見習ふべき点が多いものと考へる。
〈本体2400円、吉川弘文館刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍〉
(國學院大學准教授・藤本頼生)
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