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【新刊紹介】高尾栄司著『ドキュメント皇室典範 宮沢俊義と高尾亮一』 現行憲法と典範の制定過程 今後の皇室を考へる契機に

令和元年07月08日付 6面

 本書は、ノンフィクション作家で『日本国憲法の真実―偽りの起草者ベアテ・シロタ・ゴードン』(幻冬舎)の著書もある高尾栄司氏による現行憲法と皇室典範の制定過程を新出の史料を用ゐながら問ひ直した新刊である。
 副題に掲げられるやうに、戦後の日本憲法学に大きな影響を及ぼした宮沢俊義と、現在の皇居宮殿の造営主管として、その建設に携はった宮内官僚・高尾亮一の二人に焦点を当ててゐる。

 「退位」「譲位」にかかる報道への疑問から始まり、現行憲法・典範の制定過程を問ひ直す本書が、あらためて今後の天皇・皇室の在り方を考へる契機となればと思ひ、紹介の筆を執った次第である。
〈本体840円、幻冬舎刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍〉
(國學院大學准教授・藤本頼生)

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