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【新刊紹介】八木 透著『日本の民俗信仰を知るための30章』 各地の年中行事等から祈りや暮らし描き出す

令和元年08月12日付 5面

 本書は、京都をはじめ、日本各地の年中行事を取り上げ、解説した書である。
 著者である八木透氏は、年中行事を「日本各地の民俗信仰の表象」ととらへ、そこから見出される人々の暮らしや祈りのかたちについて、民俗学の立場から迫ってゐる。
 全体は、「春」「夏」「秋」「冬」より構成され、それぞれの季節の社寺の行事や民俗行事などについて解説してゐる。

 また、仏教に関はる行事も数多く収録される。

 本書が描かうとするのは、神社・寺院・民俗といった年中行事の区分ではなく、それをおこなふ人々の祈りの心や暮らしである。

 民俗信仰に興味を持つ方や民俗学の初学者向けに書かれたこともあって読みやすい。一読をおすすめする。
〈本体1800円、淡交社刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍〉
(國學院大學研究開発推進機構准教授・大東敬明)
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1,800 円(本体価格)
八木 透 / 淡交社
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