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【新刊紹介】高井和大著 水と森とお米の国 水を司る神様・貴船神社の宮司が語る日本人の自然観 「一社の神学」を確立し 実践活動に基づき発信

令和元年11月18日付 6面

 天皇陛下には、水に関する諸活動に御参画遊ばされてゐると伺ふ。赤坂御用地内にある街道の石碑を御覧になったのをきっかけとして流通に御興味を持たれ、その後、水運を研究されたのち、水に関して幅広く関心を持たれるやうになられたと承る。令和を迎へ、新しい御代をあらはす一つの語句として「水」といふものが注目を浴びることとならう。
 さうしたなか、京都の水源を守り、水の神として名高い貴船神社、ここで宮司を務める高井和大大兄が、『水と森とお米の国』を上梓された。
 表紙カバーの袖には、「水というのは私たちが生きていく上で、絶対に欠かせない大切なものです。ただ、日本人は水に恵まれすぎているといいましょうか、ふだんはその有り難みを感じて生活しているわけではない。しかし、もともと日本人は、水というものに特別な思いを持っていた民族だと思うのです」との一文がある。
 かつて「日本人は水と安全はタダと思ってゐる」と論評されたことがあったが、まさにこの文章にあらはされたことが、水に恵まれた国に住む我々の正直な思ひであり、目指す姿ではなからうか。

〈本体909円、日本政策研究センター刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍〉
(東京・白鬚神社宮司 今井達)
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