文字サイズ 大小

西 修著『憲法の正論』 憲法論の「エッセンス」 現行憲法への処方箋に

令和2年01月13日付 6面

 本書は、著者が雑誌『正論』と産経新聞「正論」欄に寄稿した論稿のうち二十四点を収録したもので、末尾には世界の憲法動向に関する最新データが加へられてをり、個々の論説の理解を深めるための細やかな配慮もなされてゐる。本書でとりわけ指摘されてゐる戦後憲法学の主流をなしてきた「宮澤憲法学」への違和感は、著者が研究の出発点の段階から抱いてきたものであり、著者の長年に亙る憲法研究は、「憲法解釈をもって、憲法学のすべてであるように把握され」てきたといふ従来の憲法学者の価値観からの脱却でもあったといへよう。

 国会議員や地方議員はもとより、我々神社人が氏子らとの憲法談義を盛んにする上でも、ぜひ御一読いただきたい書である。
〈本体1600円、産経新聞出版刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍〉
(國學院大學准教授・藤本頼生)
関連書籍
[30580015] 憲法の正論 新刊 おすすめ
1,600 円(本体価格)
西修 / 産経新聞出版
詳細

読書 一覧

>>> カテゴリー記事一覧