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霧島神宮誌編纂委員会編『霧島神宮誌』 神代からの全体像 歴史と信仰を網羅

令和2年03月09日付 6面

 今年の『日本書紀』撰上千三百年といふ佳節を前に、昨年九月十九日の例祭に合はせて『霧島神宮誌』が刊行された。

 神話世界から現代へと続く霧島信仰の実態を、詳細かつ簡潔にまとめた本書の刊行を心から慶祝したい。

 平成二十八年に編纂委員会が結成され、四年に及ぶ調査研究と執筆の結果、B5判五百頁余の大冊にまとめられた。全体の監修を國學院大學研究開発推進センター長の阪本是丸教授がされ、研究開発推進センターのスタッフと神社の職員の協同作業で完成したものである。

 地方の古社の中でも格別に古い、天孫降臨の霊地に鎮座する霧島神宮の歴史と信仰を把握することはたいへん難しいが、おそらく永年の神社職員の構想をもとに、國學院大學研究開発推進センターの協力を得て、霧島山を中心に神代から現代まで繋がる神社誌が編まれたことを喜びたい。慶光院宮司をはじめ関係者の御労苦に敬意を表して紹介とする。
〈非売品。問合せは霧島神宮(電話〇九九五―五七―〇〇〇一)まで〉
(國學院大學教授・茂木貞純)

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