文字サイズ 大小

伊藤 聡著 『神道の中世』 複雑な神観を概説 時代背景を踏まへ

令和2年07月13日付 6面

 中世神道は、現代の我々にとって馴染みの薄いテキストが前提となってゐるうへ、仏教や儒教、道教などさまざまな思想や宗教が相互に関連しあひながら形成されてゐる。かういった複雑さが神道を志す者にとっての「難しい」「理解できない」といった印象につながってゐるのではないだらうか。
 このたび紹介する茨城大学教授・伊藤聡氏四冊目の単著『神道の中世』は、かういった複雑な中世神道について、中世を起点として「神道」を捉へるといふ氏の理解に基づき一般の読者に向け、わかりやすく記してゐる。

 本書を手に取り、多様で色彩豊かな中世神道の世界に浸ってみてはいかがだらうか。
〈本体1500円、中央公論新社刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍〉
(皇學館大学大学院博士課程後期・新田惠三)
関連書籍
[30980113] 神道の中世 伊勢神宮・吉田神道・中世日本紀 新刊 おすすめ
1,500 円(本体価格)
著者:伊藤 聡 / 中央公論新社
詳細

読書 一覧

>>> カテゴリー記事一覧