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吉村政德編著 『五島うどんの御力 ―日本最古説を追って』 離島の歴史のベール “熱血宮司”が剝がす 石田雅博

令和2年08月24日付 6面

 平成十四年、旧上五島町教育長の要職にあった著者は、國學院大學名誉教授の加藤有次氏の“五島うどん遣唐使由来説”を有力視して直接、大陸へと赴いて現地調査を実施した。
 その結果、遣唐使船の発着港にほど近い、浙江省温州市・岩坦村に古い時代から伝はる「索麺」の製法と、五島うどんのそれとが驚くほど酷似してゐることを突き止める。
 本書は、その現地調査の記録や、二十年に及ぶ独自の研究成果をまとめたものである。

 この書が、神話の時代、天の岩戸にお隠れになった天照大神を導かれるに際し、天津児屋根命が麗しく奏上された「祝詞」となり、現代の「うどんの歴史の謎解き」に大いに貢献することを信じて疑はない。

〈本体1500円、長崎新聞社刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍〉
(元神社新報記者・石田雅博)
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