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芳賀日出男著 『神さまたちの季節』 「友人になれたら」 著者の姿勢の賜物

令和2年10月05日付 8面

 本著は、「伊勢の御田植祭」や「秩父の夜祭」、春日大社の「若宮のおん祭」など、「著者が昭和三十五年から三十八年にかけて……見てある」き取材・撮影した日本各地の「十八の祭や行事」が、写真と文章でまとめられたもので、昭和三十九年に出版された新書を「再編集し、加筆・修正のうえ文庫化したもの」である。掲載された写真を眺めてゆくだけでも、「高度成長する以前のころ」の「日本の伝統的な文化」を見知ることが叶ふ。巻末には、民俗学者・神崎宣武先生の「解説」が掲載されてゐる。

 著者が本著の取材をした時代から約六十年が過ぎようとしてゐる今、本著は、神事と郷土芸能、そして、それを取り巻くさまざまな人々の在り方について、「友人」のやうに問ひかけてくれてゐる。
〈本体1120円、KADOKAWA刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍〉
(神社本庁録事・阿部めぐみ)
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