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井上順孝著 『グローバル化時代の宗教文化教育』 生きてゐる宗教文化 身近な事例で解説を

令和2年10月12日付 6面

 本書はここ十年ほどで大きな広がりをみせる宗教文化教育の沿革や基本的な考へ方、目指すところについて、宗教文化教育の実質化と展開に尽力されてゐる國學院大學名誉教授の井上順孝氏が解説したものである。著者によれば、他者を理解するとともに自らを理解するといふ点が宗教文化教育の根幹であるといふ。

著者の三十年に亙る調査・研究や、著者がリーダーシップをとった数多くのプロジェクト、共同研究、共同調査の成果に基づいてをり、一見すると平易な解説の背景に、厖大な実証的データが織り込まれてゐる。この点も特筆すべきであらう。その意味で本書は、研究者はもとより、グローバル化時代の宗教について信頼できる情報を得たいと願ふ読者も手に取るべき一書となってゐる。
〈本体2600円、弘文堂刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍)
(北海道大学大学院准教授・天田顕徳)
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