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【新刊紹介】 和歌山県民俗芸能保存協会編 『和歌山県の祭りと民俗』 県内の民俗文化を 紹介する貴重な書

令和3年04月26日付 6面

 本書は和歌山県内各地の社寺で古くより綿々と受け継がれてきた数々の祭礼とその諸行事、民俗芸能の内、国や県、各市町村より文化財指定を受けたものを纏めたものである。

 昨年来の新型コロナウイルス禍の中、全国社寺の祭礼や関連行事が、いはゆる「三密」の回避等の感染症対策がとられた上での執行となり、当県でも多くの祭礼がその諸行事を縮小され、関連芸能の多くも中止を余儀なくされた。氏子数の減少や、諸芸能の担ひ手不足に悩む地域では、このコロナ禍によってその傾向に拍車がかかることが懸念されてをり、事実、残念ながら本書に掲載されてゐる祭礼行事の中には、さういった諸事情で現在は中断・中止の憂き目にあってゐるものもある。
 しかし、本書のやうな形でその形態や所作、行事内容などが記されたものを後世に遺しておくことによって、将来その状況が好転し、神職をはじめ氏子崇敬者、有志等の手によって復活、継承される道筋がつく日が訪れることを願って已まない。
〈税込2420円、東方出版刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍〉
(和歌山・小竹八幡神社宮司 小竹伸和)
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