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【新刊紹介】齋藤武夫著『学校で学びたい歴史 新装版』豊富なアイディア 社頭講話の参考に

令和3年07月19日付 6面

 この本は、教科書の束縛の中にあってもやれることはあるのだといふことを示して余りある。もちろん、束縛を一つ一つ解きほぐしていくことは重要だ。この本はそのヒントにもなる一冊といへよう。具体例をもって「学びたい歴史」を示してゐることが、帯につけられた「幻の名著復刻」たる所以である。

 子供の発言が迷路に入った頃合ひを見計らって、適切な資料や助言(例・第六章「みなさんの感想もあくまで仮のものだと考えておくことにしましょう」)を提示する。近年の(小学校の)歴史学習は、基本的にかうしたスタイルをとる。それは歴史をわがこととして考へ、国史であると自覚させるためである。ただ、この著者ほど、教材に関する事前準備とアイディアを持つ教師は極めて少ない。
 われわれ神職の社頭講話も、かうしたスタイルをいくらかでも参考にしないと、単純な説教調の講話では受け止められないのではないだらうか。
〈税込1870円、青林堂刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍〉
(徳島・蛭子神社禰宜、全国教育関係神職協議会副会長 吉田道明)
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[32170043] 学校で学びたい歴史 新装版 新刊 おすすめ
円(本体価格 1,700円+税)
齋藤武夫 著 / 青林堂
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