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【新刊紹介】平岩弓枝著『嘘かまことか』連載のエッセイ1冊に 神社のことなども紹介

令和3年10月11日付 6面

 本著は、平成三十一年一月から『オール讀物』に連載された弓枝先生のエッセイが一冊に纏められたものである。戦時下に重なる幼少期の思ひ出や、「直木賞受賞の頃」のこと、作家・脚本家としての第一線、神社や御家族とのお話など、あたたかくテンポ好く綴られてゐる。

 本著の末尾、弓枝先生は次のやうに結ばれてゐる。
自分の人生を顧みて、長谷川伸先生、戸川幸夫先生をはじめ沢山の先輩や友人にめぐまれ、その方々の御指導や御支援を受けて今日があると思っている。……生まれてきて本当によかった。
 かうしたことを先生は「仕合せ」と表現されてゐる。本著を拝読してゐると、他にも「姙婦」「お公卿さん」などの表記に気づく。一流の筆遣ひに心酔するばかりだ。
〈税込1430円、文藝春秋刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍〉
(神社本庁主事・阿部めぐみ)
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円(本体価格 1,300円+税)
平岩 弓枝 / 文藝春秋
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