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鎮守の森の過去・現在・未来~そこが知りたい社叢学~ 鎮守の森の自然性評価 NPO法人社叢学会理事 兵庫県立南但馬自然学校学長 服部 保

令和4年06月13日付 6面

森の自然性

 鎮守の森の自然性は、原生状態に近い自然林から準自然林、半自然林、人工林とさまざまであり、遷移段階も極相から前極相、途中相、初期相まで多様である。このやうな森の現状、自然性を十分に調査した上で、今後鎮守の森をどのやうにして保全・維持してゆくのかを検討するのが望ましい。
 森の自然性を評価する方法としては、植生調査がもっとも適してゐる。しかし、植生調査には専門的な知識も必要なので、まづ第一段階として、市民によって実施できる植物相調査による森の自然性評価を考へてみたい。
 鎮守の森の植物相調査とは森に生育してゐる植物の目録を作成することである。外来種も含めて、正確な植物目録が作成できれば、その目録の内容をもとに鎮守の森の自然性が評価できる。

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