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【新刊紹介】和食の文化史 各地に息づくさまざまな食 佐藤洋一郎著

令和6年02月05日付 6面

日本文化の多様性 理解が深まる良書

 ふじのくに地球環境史ミュージアム館長で農学者の著者が、日本列島の多様な和食文化について歴史的に論じた一冊である。和食材、東と西、都会と田舎、江戸と上方、日本海と太平洋、海と里と山、武家・貴族・商人などのテーマから、かて飯、丼もの、粉モンなど、各地各時代に成立した「いくつもの和食」に光があてられてゐる。

 著者は、日本の伝統食を守り次世代につなぐためには、その地域の人々がどれだけ誇りを持ってゐるかが大切であり、「どこに何があるかを知ることが必要だ」(あとがき)と述べる。日本文化の多様性に理解が深まる良書である。
〈税込1078円、平凡社刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍〉
(岩手・御嶽山御嶽神明社宮司 佐藤一伯)
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