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【新刊紹介】神と共に歩んだ日本の歴史 神道なくして日本は語れるか 吉田成隆著

令和6年08月19日付 6面

日本文化を知る きっかけの一冊

 著者の吉田成隆氏は、累代奉仕の香川県・浪打八幡宮宮司であるとともに、長らく県立高校教員などを務められた教育関係神職であり、県神社庁をはじめ全国教育関係神職協議会でも活躍されてゐる。その吉田氏の長年に亙る神職としての知識と経験、さらには神明奉仕の傍ら積み重ねた学問的研鑽から、まさに書名の通り「神と共に歩んだ日本の歴史」を神職としての視点から繙き、一冊に纏めたのが本書である。

 本書は神職として常に学ぶことの大切さを改めて教へてくれるとともに、著者が企図するやうに、まさに神道を通じて、日本文化を知るきっかけを与へてくれる一冊であるとも言へよう。
〈税込1650円、あさ出版刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍〉
(神社本庁主事・岡市仁志)
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