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平成の御代替り 顧みて意見交換 時の流れ研究会

平成30年05月28日付 2面

 「時の流れ研究会」(会長=高山亨神社新報社社長)の相談役・運営委員等合同会議が五月十七日に神社本庁会議室で開催され、約二十人が参加した。
 今回の会議では、平成の御代替りの際に神社本庁教学研究室長・調査室長を務めた神奈川・瀬戸神社の佐野和史宮司が、当時の状況を振り返りつつ、来年の御譲位を控へて残された課題などについて講義した。この中では、昭和天皇の御不例・崩御当時の社会状況について、自粛の雰囲気が広がってゐたことや神社への放火事件が頻発してゐたことなどを説明。その上で、現行憲法下で初めての御代替りが伝統に即した形でおこなはれるやう、さまざまな立場の人々と連携・協力しつつ尽力したことなどを語った。
 このほか、元号に関しても意見交換をおこなった。