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【新刊紹介】神と妖怪の防災学 「みえないリスク」へのそなえ 髙田知紀著

令和6年04月22日付 6面

実践・協働への 展開を促す一冊

 著者は、中学二年生のときに神戸で阪神・淡路大震災を体験し、大学院生のときに東京で東日本大震災を体験した。本書では、災害に対して安全確保の行動をとるための「知的資源」として「妖怪」と「神社」に注目し、その根拠について考察を加へたうへで、著者自らが手がけた社会実験を説明しつつ、その有効性を論じてゐる。

 記された知見や提案が、これから起こるであらう災害への備へに活かされることを願ってやまない。
〈税込3190円、法律文化社刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍〉
(國學院大學神道文化学部教授・黒﨑浩行)
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