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皇位継承諸儀等 現状と課題議論 時の流れ研究会

平成31年03月04日付 2面

 「時の流れ研究会」(会長=高山亨神社新報社社長)の運営委員・相談役合同会議が二月二十一日、神社本庁地下一階第三会議室で開催された。
 会議では、改元・皇位継承に関はる諸儀・大嘗祭などについて、現状を整理して課題等を確認し、意見を交換。とくに改元に際しての「内奏」については、政府や内閣法制局関係者の考へとして報道される事柄を踏まへつつ、元号の意義や、「天皇の元号」たるべきことに鑑みて、その必要と、御聴許の重要性などを確認した。
 また、今上陛下の御譲位に伴ふ諸儀のうち、国事行為としての「退位礼正殿の儀」のほかの皇室行事たる諸儀には、天皇や内廷にある皇族の日常の費用等に充当される「内廷費」が充てられるとの報道があることや、剣璽御動座があるべき儀式などについて意見を交換。さらに、宮内庁大礼委員会で屋根を板葺きとする方針が提示されてゐる大嘗宮の主要三殿について、古来の茅葺きとする必要について確認した。