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皇室関係めぐる国会論議CDに 時の流れ研究会

平成30年10月01日付 4面

 神社新報社が設立した「時の流れ研究会」(会長=高山亨代表取締役社長)では、このほど国会で論議された皇室に関はる議事を検索できるCD「皇室をめぐる国会論議」を作製した。
 このCDは、国会本会議及び委員会等のうち、昭和二十二年から平成三十年六月までの議事から皇室に関はる論議を抽出し、データベース化したもので、検索もできる。書籍として平成九年に『詳録・皇室をめぐる国会論議』(大原康男編著、展転社刊)が発刊されてゐるが、それから約二十年が経過し、この間にも国会では「女性天皇・女系天皇」「御譲位」など大きな主題が取り上げられてゐることに鑑みて作製した。
 『詳録・皇室をめぐる国会論議』では、分類項目として象徴、皇位継承、国事行為、公的行為、皇族の身分と権利、神器と宮中三殿、皇室祭祀、葬儀と陵墓、践祚・即位、大嘗祭、元号・国歌、皇室経済、宮内庁、その他――の十四項目・計百六十五の質疑応答が集録されてゐた。今回のCDでは、同書に所載されてゐた平成六年十一月九日以降の国会論議を追補。分類を、象徴、皇室令、公的・国事行為、女性(女系)天皇、旧宮家、皇室・養子、立太子礼、皇太子結婚、葬送、退位、皇位継承、神器、宮中三殿、宮中祭祀、即位礼大嘗祭、元号、内廷費、憲法調査会、その他――の二十項目に再編し、計三百九十一件を集録してゐる。
 問合せは同会の前田孝和事務局長(電話番号〇三―三三七九―八二一一)まで