【新刊紹介】祭祀の言語と行為 ――まことの実践に向けて―― 足立 涼著
令和8年05月04日付
6面
神道・祭祀の精神 探求を志向する書 「神をマツル」とはどういふことなのだらうか。日本の古代史・思想・宗教・古典の研究者にとって、〈まつり〉は人々の生活・社会・思想に密接する重要なトピックとして注意が払はれる事象である。その一方で、神明に奉仕する神職にとっては、まさに自らが日々実践する営みとして、繰り返し体験される事柄であるだらう。本書は、著者の足立涼氏が神職であり研究者でもあるといふ二つの立場を兼ね備へる者としてこの問ひに向き合ひ、研究成果をまとめ上げた一冊である。
本書は古典文学の研究書であると同時に、神道祭祀の精神の探求を志向する書でもある点において特色を有すると言へよう。
〈税込6050円、和泉書院刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍〉
(國學院大學神道文化学部准教授・小濱歩)
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