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3DCGでめぐる京都歴史散歩 御所・公家町編 梅村重之著

令和8年06月08日付 6面

学術性と親しみやすさ 兼ね備へた歴史体験書

 幕末維新期における政治・文化の中心舞台として重要な役割を担ひながら、明治期の都市改編によって急速に解体され、現在は市民の憩ひの場である御苑となった「公家町」。本書は、近年新たに発見された史料を含む多様な資料群を精査・統合し、失はれた公家町の空間構造と実像を三次元的に復元した劃期的な一冊である。

歴史書としての学術性とビジュアルガイドとしての親しみやすさを兼ね備へ、京都といふ都市の成り立ちを深く理解したい読者はもちろん、実際の街歩きの視点を豊かにしたい人にとっても、新たな発見をもたらす歴史体験書となってゐる。
〈税込1980円、学芸出版社刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍〉
(京都・若宮八幡宮宮司、京都工芸繊維大学助教 中村潔)
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