【新刊紹介】残日録――研究余話 上田正昭著
令和8年06月15日付
6面
江湖の読書子に薦める 人類・日本人への遺言 京都大学名誉教授・上田正昭先生が逝って、はやくも十年の歳月が流れた。その節目の年に、御遺族や門下生の御尽力によって、先生の遺著が刊行された。名づけて「残日録」。
これは、上田先生が最晩年に執筆された日記風の記録である。副題からも知られるやうに、その日の出来事を記すだけでなく、研究にかかはる記述がかなりの部分を占める。逝去の前月、すなはち平成二十八年二月一日に起稿、執筆は亡くなる前日(同年三月十二日)まで継続されたから、まさに絶筆である。
更めて先生の御冥福をお祈りするとともに、広く江湖の読書子に本書をお薦めする次第である。
〈税込1650円、創元社刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍〉
(皇學館大学特命教授・荊木美行)
◎
関連書籍
[31960017]
残日録 研究余話
円(本体価格 1,500円+税)
上田 正昭 著 / 創元社
読書 一覧