文字サイズ 大小

改元や御代替り 課題など意見を 時の流れ研究会

平成31年02月04日付 2面

 「時の流れ研究会」(会長=高山亨神社新報社社長)の運営委員・相談役合同会議が一月二十四日、東京・渋谷区の公益財団法人日本文化興隆財団会議室で開催された。
 会議では、当面する改元や、政府の「天皇陛下の御退位及び皇太子殿下の御即位に伴う式典委員会」と宮内庁の「大礼委員会」における御代替りに伴ふ諸儀式・祭典に係る決定事項などについて意見を交換した。
 このうち改元については、新元号の事前公表や政府が進める政令公布手続きの可否、皇位継承にともなふ諸儀式・祭典については、具体的な個別の課題とより望ましいあり方などについて検討。さらに大嘗祭に関して、大礼委員会で「廻立殿、悠紀殿、主基殿の屋根材を茅葺から板葺へ変更」する方針が示されてゐることなどを踏まへ、古代以来の歴史・伝統を前提とした意義をより広く啓発・共有する必要があるとの意見があった。
 さらに御代替りに伴ふ諸儀式・祭典以降、懸案である皇位継承の基本的な問題等について、引き続き議論を深めていく必要があるとの考へで一致した。