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【新刊紹介】八幡崇経著作選集・追悼文集 八幡崇経氏遺稿集刊行会編

令和7年09月15日付 6面

「学者神主」の遺稿集 一年祭にあはせ刊行

 伊勢の地をこよなく愛し、伊勢の神宮を平成十三年に辞して郷里・唐津市呼子町の呼子八幡神社に戻った後も、常に伊勢信仰、また地域史研究の成果を発信し続けた八幡崇経氏。その著作選集・追悼文集が、このほど発刊された。氏は皇學館大学に神道学を学び、さらに愛知学院大学大学院に宗教学を修め、昭和六十三年に伊勢の神宮に奉職後は、主に文教畑を歩んできた篤学の士である。

 大の伊勢びいきと自負してきた私であるが、本書の八幡氏の著作を読むうちに、もう完全に脱帽である。氏には敵はない。さういった「学者神主」の著作・追悼集、多くの同職にお薦めしたい。
〈非売品だが若干の残部があり、希望者には賛助金五千円(送料込み)で頒布する。問合せは遺稿集刊行会世話人代表・櫻井治男氏(hsakurai@kogakkan-u.ac.jp)まで〉
(長崎・皇大神宮神社宮司 久田松和則)

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