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「大嘗宮を茅葺きに」菅官房長官に要請 茅葺議連

令和元年09月09日付 2面

 「茅葺き文化伝承議員連盟」の山口俊一会長らは八月三十日午前、首相官邸で菅義偉官房長官と面談し、今秋斎行される大嘗祭において建設される大嘗宮の屋根を茅葺きとするやう要請した。
 面談には山口会長に加へ、金子恭之副会長、坂本哲志幹事長、務台俊介事務局長が同席し、これまでの歴史・伝統を踏まへ、大嘗宮の屋根を本来の茅葺きとするやう求めた。
 山口会長は面談後、記者団に対して要請の趣旨などを説明。菅官房長官は「検討する」と答へたといふ。
 同連盟は、日本の豊かな茅葺文化を保全・伝承することを目的に設立。今年五月の設立総会では、一般社団法人日本茅葺き文化協会代表理事の安藤邦廣氏から大嘗宮の屋根を茅葺きとすることの意義等について説明を受けたほか、宮内庁担当者から大嘗宮を板葺きに変更した経緯などについてヒアリングをおこなってゐた(既報)。