文字サイズ 大小

第四十二回教学研究大会 終戦八十年で英霊祭祀を 神社本庁

令和7年08月11日付 1面
開会式の様子
開会式の様子

 「英霊祭祀のいまとこれから―戦後八十年を迎へての教学的課題―」を主題とする第四十二回神社本庁神道教学研究大会が、遠隔形式併用のもと七月二十九日に神社本庁で開催され、神職や神社庁研修所講師、本庁教学顧問・教学委員・研修委員などが参加した。
 今回の教学研究大会は、平成二十七年の終戦七十年に際する研究大会で「人霊祭祀」を取り上げてから十年、終戦八十年を機に靖國神社・護国神社の現状を把握し、その祭祀の永続性について考察するもの。近代以降の戦歿者慰霊の歴史等を改めて確認し、英霊祭祀についての教学的な位置付けの一端を明らかにすることを趣旨とする。

 國學院大學人間開発学部教授の藤田大誠氏と東京・靖國神社前宮司の山口建史氏が発題、全國護國神社會会長で兵庫縣姫路護國神社宮司の泉和慶氏が報告を実施。司会を務める皇學館大学名誉教授の櫻井治男氏と、コメンテーターの國大神道文化学部教授の菅浩二氏と埼玉・久伊豆神社禰宜で國大研究開発推進機構共同研究員の小林威朗氏を加へての共同討議をおこなった。

記事 一覧

>>> カテゴリー記事一覧