【新刊紹介】マイ・ヒストリー ~鈍感(力?)人生の記録~ 務台 俊介著
令和8年09月14日付
6面
なほ公共に仕へる意味は 持続する責任感の重要性 本書は、自治官僚、地方行政の実務家、大学教員、国会議員として歩んだ著者が、七十年の人生を振り返った回顧録である。政策上の実績だけでなく、選挙での敗北、家庭との葛藤、災害現場で受けた批判、政務官辞任、そして国政から退く決断までが記されてゐる。
本書の価値は、成果と代償の双方を引き受けながら、地域と公共への関与をやめなかったことにある。公共に仕へるとは、前へ進み続けることだけではなく、必要な時に退き、経験と役割を次代へ渡すことでもある。「それにもかかはらず」、なほ公共に仕へる――その持続する責任感こそ、本書が私たちに伝へる最も重要な精神である。
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(長野縣護國神社宮司・奥谷公胤)
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